週末が来い

仕事・家事・勉強・趣味のバランスに悩むアラサーOLの日記。


幸せには「自愛」が必要だと思う理由

私は5年くらい前から自分を大切にすること、いわゆる「自愛」について、いろんな人の本やブログを読み漁って自分なりに考えてきました。

自愛の話はだいたい「引き寄せの法則」とセットになっていることが多くてなんだか怪しい感じがしますが、幸せに生きるためには自己肯定感を高めることが必要不可欠であると、そう確信するようになりました。

でも、自分を大切にするって、具体的にはどういうことなんでしょうか?

実践と挫折を繰り返した結果、少しずつ「こういうことかな?」と見えてきたものがあるのでまとめてみようと思います。

 

引き寄せの法則」の落とし穴

まず、5年前に私が自愛を知ったとき、引き寄せと同時に知りました。

そもそも引き寄せとは、

・自分の思考が現実となる

・プラスの思考がプラスの物事を引き寄せ、マイナスの思考がマイナスの物事を引き寄せる

という法則です。

つまり、自愛をしてプラスの思考になれば引き寄せも捗るということになるのでセットなんですね。

引き寄せを信じていた私は「ネガティブなことは考えちゃダメだ」とか「ご機嫌な状態を保たなきゃいけない」とか考えながら、とにかく「自分にご褒美♡」と称して適当にコンビニスイーツやお花を買ってきていました。

それが自愛だと信じていました。

が、そもそも自分の感情や意思を抑えたりコントロールしようとしたりすること自体、自愛とは真逆のことをやっていたんだと最近になって気付きました。

 

本当の「自愛」とは

自愛に本当も嘘もないかもしれませんが、あくまで私にとっての自愛とは…というお話をさせて頂きます。

いろいろ試してきた結果、

①感情や思考を否定せず認める

②自分の気持ちを基準に選択する

この2つが基盤になっていると感じました。

では、一つずつ説明していきます。

 

 ①感情や思考を否定せず認める

これはもう大前提というか、これこそが自愛の肝だと思ってます。

引き寄せを信じて行動していたときの私は、これが全然できていませんでした。

そもそも感情や思考というものは簡単にコントロールできるようなものではありません。

それに、ありのままの自分でいることを自分が許さないのって、本当に苦しいです。

否定してくる相手が他人なら距離を置くこともできますが、24時間365日ずっと離れられない自分自身から否定され続けるような状態で自己肯定感が上がるわけがないんですよね。

今まで散々悪者扱いしてきた感情や思考と仲直りするべく、ちょっとでも落ち込んだりモヤモヤしたりすることがある度にノートに自分の気持ちを書き殴るようにしています。

そうやって自分と真剣に向き合っていくうちに、段々と自分の感情や思考を認められるようになってきました。

 

②自分の気持ちを基準に選択する

いわゆる「自分軸で生きる」ということですね。

私は自分の意見をしっかり言えるタイプだと思っていたのですが、肝心なところで相手に合わせようとしたり、相手の反応を窺ったり、思いのほか他人軸で生きていたことに気付きました。

そのくせ、他人の行動には口を出すという質が悪いパターンです(笑)

自分から勝手に決定権を放棄しているだけなのに、「私はこんなに我慢してるんだから、あなたも我慢しなさいよね」と逆ギレしてました。

とはいえ、自分の基準で選択するということはそんなに簡単なことではありません。

他人の基準で選択しておけば、「周りにどう思われるだろうか?」「わがままと思われて嫌われないだろうか?」という周りの目や、「自分のせいで失敗した」という責任から逃れることができるから楽なんですよね。

でも、それではいつまで経っても自分を信頼できず、自信はつかないままです。

私の自己肯定感がなかなか上がらなかった理由は正にこれでした。

最初から完璧にやるのは難しいかもしれませんが、今の自分ができる範囲で行動してみて下さい。

もちろん、明らかに周りの人に迷惑をかけるような行動は慎むべきですが、それらを除いても行動できることはたくさんあるはずです。

 

自愛=自己中心的なのか?

自分の気持ちを基準にするのって、とても勇気がいることだと思います。

私も最初の頃は「自分を大切にしていたら自己中だと思われないかな?」と不安でした。

ですが、結論から言うと、自愛せずに不幸を抱え込んでいるときの方が自己中心的になりますし、自愛をして自己肯定感をしっかり持てている人の方が結果的には周りに優しくできるようになるのです。

自分の気持ちを抑えて他人に合わせていると、表面上は「思いやりがある自分」を見せているように感じますが、他人がそれに毎回気付いてくれるわけではありませんし、毎回欲しい反応をくれるわけではありません。

そうなると今度は「何で自分ばっかり無理しなきゃいけないの!?」と不満が溜まり、変なところで怒ったり、些細なことで傷付いたり…それは結局、自分の気持ちを自分が蔑ろにしているからです。

自分が認めてくれない代わりとして、他人に求めてしまうのです。

だから、日頃から自愛をして自分に満足している人ほど他人に満たしてもらおうとはしないので、自己中心的というより「自分に素直な人だな」と思われることが多いはずです。

「自己中心的」と「自分に素直」の違いは、「自分を幸せにする責任を誰に負わせるか?」という点だと考えています。

自己中心的な人は周りの人や環境をコントロールしようとし、それができないとわかると不機嫌になります。自分が幸せでないのは周りのせいだと考えます。

しかし、そもそも幸せは外から与えられるものではなく、自分が感じようと思えばいつだって感じられるものなので、他人に責任を負わすのはお門違いです。
自愛をするということは自分と真剣に向き合ういうことであり、責任を持って自分を幸せにしていくということです。

自分の幸せは自分次第だということを知っているので、周りの人や環境をコントロールする代わりに自分の行動をコントロールし、自分を幸せにするために最大限の努力するものです。

 

☆自分の幸せを考えた記事はこちら☆

 

幸せには広い視野が必要

自愛とは、自分だけでなく周りの人たちとお互いに、本当の意味で幸せになれる方法です。

自分の気持ちを無視して周りに合わせすぎるのもいけないし、周りを無視して自分の気持ちだけで突っ走るのもいけません。

大事なのはバランスであり、視野の広さです。

そして、最終的に幸せかどうかを決めるのは自分の心です。

そういった理由から、自分の心に敏感になることが幸せへの近道と言えそうです。