「自分を大切にしたい」と思っているのに、なかなかできずにいます。
その理由の一つに、わがままとの違いがわかりにくいということが挙げられます。
「自分を大切にする」という基準で生活していたら、いつか平気でわがままなことをしでかすんじゃないかって不安になるんです。
そうならないよう、今日はこの2つの違いについて考えてみました。
自力か?他力か?
根本的な違いは「自力であるか?他力であるか?」ではないでしょうか。
自分を大切にすることが自力で、わがままが他力です。
わがままは、他人をコントロールしようとすることでもあると思います。
では、全て自力でやらないとわがままだということになってしまうのか?
他人に頼ったり甘えたりお願いしたりしたらダメなのか?
…もちろん、そうではありません。
お願いをして断られてもなお強制しようとしたり、最初から命令のように有無を言わさず他人を動かそうとしたりすることがわがままだと思います。
「その人にはその人の考え方がある」ということを了承していれば、それはわがままとは言えません。
それに、他人の力を借りないといけない場面は必ずあります。それは仕方のないことです。
要するに、自力ありきで考えるか他力ありきで考えるかの違いだということです。
客観的か?主観的か?
そして、自分を大切にすることにはある程度の客観性が必要だと思います。
自分のこととなると、つい「まだ大丈夫だろう」と我慢してしまいますが、他人と同じような目線で見つめなければなりません。
また、その場さえ良ければそれで良いというわけではなく、全体を見なければならないこともあります。
例えば、行列への割り込みというのは、そのときの自分だけを切り取れば自分を優先させていますが、周りのことも含めて考えれば自分に憎しみが返ってくるかもしれませんし、自分も後味が悪くなってしまうので、本当の意味で自分を大切にしたことにはなりません。
というか、このケースは誰が見てもわがままですよね。
視野の狭さは人をわがままにしがちなので、注意しなくてはいけません。
まずは、自分の価値を信じる
そのことを踏まえて自分のことを振り返ってみると、私はわがままなふるまいが多く、自分を大切にできていなかったことを痛感しました。
心のどこかで、他人から大切にされることを期待していました。
それは、自分の価値を他人に認めてほしいという気持ちがあるからなのですが、自分の価値は自分で決めると上手くいくような気がします。
私の好きな本に、上原愛加さんの「あなたがあなたのためにできる最高のこと」という本があります。
まさに「自分を大切にする」がテーマの本です。
初めて読んだのはだいぶ前ですが、ふと気になって調べていたら素敵な書評を見つけました。
私も「読んで終わり」じゃなくて、実際に行動しないとなぁ…と反省しました(^_^;)
この本は、自分の価値を信じるところから始まります。
自分を大切にすることの具体例が書かれているので、参考にしながら実践していきたいです。