幸せに生きるためには、自分軸を大切にするとか自分がどう思うか?を大切にすれば良いという話、よく目にしますよね。
いざ自分の気持ちと向き合ってみると、今までどれだけ知らないフリをしてきたかということに気付かされます。
私の場合、1年間くらい自分の気持ちをノートに書き殴り、ようやく向き合えるようになりました。
続けてみた結果、「十分向き合えるようになったし、もう大丈夫でしょ!」と満足したので、気持ちを文字に書き起こすという作業は省略することにしました。
ですが、この「感情を認める」というものは、私が思っていた以上に奥が深いことをつい最近知りました。
感情の認め方
一口に「感情を認める」と言っても、その中には複数の作業が含まれています。
それは、大きく分けて2つです。
①複雑に絡まった感情を分解する
イメージは、複数の毛糸が絡まってしまった様子を思い浮かべてもらうとわかりやすいかと思います。
いろんな色の毛糸が絡まっていて、それぞれが違う感情というわけです。
「自分の感情」と言っても、いつも1つだけの感情があるわけではありません。
もしも1つだけなら楽なんですけど、残念ながら私たちは同時にいろんな感情を持ちますし、それらが矛盾している場合もあります。
例えば、「アイスが食べたい」という感情と「でも、食べたら太りそうで嫌だ」という相反する感情を抱いたりします。
実際は2択どころではないくらいに複雑なことが多いですよね。
それらを全て分解し、把握することが必要です。
このとき、脳内だけで考えるよりも文字に書き起こした方が、わかりやすくて整理しやすいというメリットがあります。
②優先順位を決める
次に、先ほど出てきた感情の優先順位を決めていきます。
アイスの例で言うと、「アイスを食べる」と「太りたくないから食べない」のうち、どちらを優先させたいか?を考えます。
あとは優先順位の一番高いものを実行するだけです。
ちなみに、「その結果がどうなろうと自分で責任を取る」という自己責任の意識もセットで考えなくてはなりません。
感情は想像以上に複雑だった
私が今まで満足していたのは、表面上の感情しか見えていなかったからです。
「あー、悲しいんだね」って思ったらひたすら悲しみを感じ切り、スッキリした気になってましたが、もっといろんな角度から見てみると隠れていた感情が見つかることもあります。
しかも、感情を認めたと思ったらそれで満足しちゃって、あんまり行動には移せていなかったのも反省です。
しっかりと自分の感情に向き合った後は「本当はどうしたいのか?」と自分に問いかけ、今の自分にできることをやれば良いのです。
そうした日々の積み重ねがあれば、後悔の少ない幸せな人生が送れそうですね。